【2026年版】福岡県で使えるビニールハウス・パイプハウスの補助金|新設・改修・高温対策
【2026年版】福岡県で使えるビニールハウス・パイプハウスの補助金|新設・改修・高温対策
この記事でわかること
福岡県のハウス新設・改修・高温対策で確認したい補助制度
※本記事の補助金・支援制度に関する情報は、2026年9月時点のものです。募集時期や対象要件は年度によって変わることがあるため、利用を検討する際は関係窓口で最新情報をご確認ください。
ハウス本体の新設だけでなく、長く使っている施設の改修や補強、換気・遮光などの高温対策にも利用を検討できる支援があります。 予定している工事に近いものから見ていきましょう。県内全体で確認できるハウス整備の支援
| 制度名 | 主な対象となる内容 | 福岡県での活用ポイント・利用イメージ | 受付・問い合わせ先 |
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活力ある高収益型園芸産地育成事業 【実施:福岡県】 掲載資料:「【全体版】福岡県農業経営支援策活用ガイド」20ページ |
【財源:福岡県】【対象者:営農集団・認定農業者等】【用途:施設整備・改修等】 パイプハウス、雨よけ施設、育苗ハウスのほか、加温、換気、かん水・排水、内張カーテン、被覆資材、循環扇などの整備に利用を検討できます。法定耐用年数を超えたハウス等を対象とした改修・補強のメニューもあります。 |
新しいハウスを整備したい場合だけでなく、長く使っているハウスをこれからも活用するために骨組みや設備を見直したい場合にも候補になります。補助率はメニュー等により1/2以内または1/3以内です。 |
施工地の市町村または農林事務所へ相談 制度所管:福岡県 農林水産部 園芸振興課 野菜係 TEL:092-643-3488 |
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暑さに負けない!園芸対策強化事業 【実施:福岡県】 掲載資料:「【全体版】福岡県農業経営支援策活用ガイド」25ページ |
【財源:福岡県】【対象者:制度要件を満たす農業者等】【用途:高温対策】 細霧冷房、養液冷却、ヒートポンプ、天窓換気、換気扇、循環扇、遮光など、高温対策に必要な機械・施設の導入を支援します。 |
夏場のハウス内温度を下げたい、換気を改善したい、遮光や冷却設備を追加したいときに検討できます。補助率は事業内容等により1/2以内または1/3以内です。 |
施工地を管轄する農林事務所等へ相談 制度所管:福岡県 農林水産部 園芸振興課 野菜係 TEL:092-643-3488 |
市町村独自の支援制度
施工する地域によっては、市町村独自の支援も利用を検討できます。県内すべての農家が対象になる制度ではありませんが、所在地が該当する場合は工事費を考える際の選択肢になります。| 制度名 | 主な対象となる内容 | 地域での活用ポイント・利用イメージ | 受付・問い合わせ先 |
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大川市がんばる農業支援事業(園芸施設整備支援事業) 【実施:大川市】 |
【制度区分:市独自】【対象者:園芸作物等生産者・営農集団】【用途:園芸施設整備】 園芸等の省力化、省エネ、高品質化などに必要な生産施設等の整備を支援します。 |
大川市で園芸施設の整備や省力化・省エネ化を考えている場合に利用を検討できます。整備内容によって補助率や上限額が異なり、予算がなくなり次第終了となるため、具体的な工事を考え始めた段階で相談しておくと安心です。 |
大川市 農業水産課 農政係 TEL:0944-85-5587 ※制度名のリンク先ページ下部に問い合わせ先が掲載されています。 |
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農業振興事業費補助金 【実施:うきは市】 |
【制度区分:市独自】【対象者:制度要件を満たす農業者等】【用途:園芸施設】 ハウス施設や棚施設などの園芸施設が対象に含まれ、補助率は事業費(税抜)の3/10です。 |
うきは市で園芸施設を整備する際に利用を検討できます。国・県の補助事業等に該当しない事業が対象となるため、県制度と自由に組み合わせる制度ではなく、予定している工事について市へ相談して進めるのが分かりやすいでしょう。 |
うきは市 農林振興課 TEL:0943-75-4975 |
補助金で賄えない費用や完成後の備え
補助対象にならない工事費や自己負担分には融資、完成したハウスの自然災害への備えには共済というように、目的に合わせて利用を検討できる制度もあります。| 制度名 | 主な対象となる内容 | 福岡県での活用ポイント・利用イメージ | 受付・問い合わせ先 |
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農業近代化資金 【制度運営:福岡県・取扱金融機関】 |
【制度区分:融資】【対象者:認定農業者・認定新規就農者・主業農家等】【用途:施設・機械等】 農業用施設の改良、造成、復旧、取得などに必要な資金に利用できます。 |
ハウス整備で自己負担する費用も含め、設備投資の資金を準備したい場合の選択肢です。借入手続きは農協等の窓口機関へ相談します。 |
借入相談:農協等の取扱金融機関 県相談:福岡県 農林水産部 団体指導課 金融係 TEL:092-643-3480 |
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農機ハウスローン 【取扱:福岡県内JA】 |
【制度区分:融資】【対象者:所定の条件を満たす個人】【用途:パイプハウス等】 パイプハウスの取得のほか、農機具や格納庫等の取得・増改築などに利用できるローンです。 |
個人でハウスを整備し、自己負担分を含めた資金を準備したい場合に検討できます。借入額は1,500万円以内、借入期間は15年以内とされています。 | 施工地を管轄するJA窓口 |
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農林水産事業の融資制度 【実施:日本政策金融公庫】 |
【制度区分:融資】【対象者:各資金の要件を満たす農業者等】【用途:農業経営・施設整備等】 農業施設の取得や改良などに利用できる複数の資金があります。 |
必要な資金の規模や返済期間などに応じて、ハウス整備に合う資金を相談できます。 | 最寄りの日本政策金融公庫 農林水産事業窓口 |
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園芸施設共済 【実施:NOSAI福岡】 |
【制度区分:共済】【対象:ビニールハウス・ガラス室等】【用途:自然災害等への備え】 ビニールハウスやガラス室などが自然災害等によって損害を受けた場合に備える共済です。 |
新設や改修の工事費に充てる制度ではありません。完成後のハウスを風水害などの被害に備えて守るための選択肢として考えられます。 |
NOSAI福岡 本所 TEL:092-721-5521 最寄りの支所・出張所でも相談できます。 |
新設・省エネ・補強・フィルム貼り替えで使い分ける支援制度
同じハウス工事でも、新設する場合と、今ある施設を補強・改修する場合では利用できる支援が変わります。
ここからは、実際に予定している工事ごとに見ていきます。
新設・建て替え
パイプハウスや雨よけ施設などを整備する場合は、ハウス本体だけでなく、換気、かん水、加温など一緒に導入したい設備も整理しておくと、工事全体の予算を組みやすくなります。 県の「活力ある高収益型園芸産地育成事業」では、パイプハウスなどの生産施設が対象メニューに含まれます。 国の「産地生産基盤パワーアップ事業」や「強い農業づくり総合支援交付金」は、産地計画や事業主体などの要件があるため、個人が通常の小規模ハウスを建てる際に直接申し込む制度とは性格が異なります。 新たに農業経営を始める人は「経営発展支援事業」も選択肢になります。断熱改修・省エネ対応
冬場の暖房負担を抑えたい場合と、夏場のハウス内温度を下げたい場合では必要な設備が異なります。 内張カーテン、ヒートポンプ、換気設備、循環扇など、現在困っていることから必要な工事を整理すると計画を立てやすくなります。 高温対策では、細霧冷房や天窓換気、換気扇、循環扇、遮光なども支援対象として挙げられています。耐風補強・災害対策
長く使っているハウスの骨組みを補強したい場合は、施設の経過年数と補強したい箇所を整理しておくと相談しやすくなります。 「活力ある高収益型園芸産地育成事業」には、法定耐用年数を超えたハウス等の改修・補強に関するメニューがあります。 複数の農業者で災害への備えを進める産地では、BCPの策定・見直しやハウス補強などを支援する「園芸産地における事業継続強化対策」もあります。フィルム貼り替え
フィルムを交換したい場合は、被覆材だけを交換するのか、骨組みや換気設備なども一緒に改修するのかで工事内容を分けて考えてみましょう。 被覆資材は対象メニューに含まれていますが、通常のフィルム交換が一律に補助対象になるという意味ではありません。 長寿命化のための改修と一緒に行う場合も含め、予定している工事内容を窓口へ伝えて相談すると判断しやすくなります。福岡の暑さを考えたハウス改修|換気・遮光・冷却を組み合わせる
夏場のハウス内環境を改善する場合、設備を一つ追加するだけでなく、熱が入りにくく、こもりにくい状態をつくることが大切です。既存ハウスでは、まず換気口や天窓の位置、被覆材や遮光の状態、ハウス内の空気の流れを確認し、どこに熱がこもっているのかを整理すると改修内容を決めやすくなります。
例えば、日射の影響が大きければ遮光、自然換気だけでは熱が抜けにくければ換気扇、ハウス内に温度差ができやすければ循環扇というように、現在の施設に合わせて対策を組み合わせます。
作物や栽培方法によっては、細霧冷房やヒートポンプなどを含めた冷却方法も検討できます。
こうした高温対策設備は、「暑さに負けない!園芸対策強化事業」の支援内容とも重なります。
補助制度に設備を合わせるのではなく、先に「どこが暑さの原因になっているか」「どのような環境に改善したいか」を整理しておくと、必要な工事と利用できる支援を結び付けやすくなります。
また、換気設備を追加する際に骨組みの老朽化が気になる場合は、高温対策だけを切り離さず、ハウス本体の状態も一緒に見ておくと安心です。法定耐用年数を超えたハウス等の改修・補強については、「活力ある高収益型園芸産地育成事業」に対象メニューがあります。
ハウス工事と補助金で迷いやすいポイントQ&A
農機具格納庫の建築にも使える?
県の園芸向け補助制度については、パイプハウスや雨よけ施設などの生産施設は確認できますが、一般的な農機具格納庫が同じように補助対象になるとは判断できません。 一方、融資では「農機ハウスローン」の資金使途に格納庫等の増改築・取得が明記されています。格納庫を整備したい場合は、補助制度だけでなく融資も含めて資金計画を考えられます。古いハウスの補強だけでも対象になる?
「活力ある高収益型園芸産地育成事業」には、法定耐用年数を超えたハウス等の改修・補強に関するメニューがあります。 長く使っているハウスを今後も活用したい場合は、建設時期や現在の状態、補強したい部分を整理して相談してみてください。フィルムの貼り替えだけでも補助される?
被覆資材が対象メニューに含まれる制度はありますが、フィルム交換だけで一律に補助対象になるとはいえません。 骨組みや換気設備などの改修も予定している場合は、それらを含めた工事内容を伝え、「活力ある高収益型園芸産地育成事業」の対象になるか相談してみてください。補助金だけで足りない場合は融資も使える?
補助対象にならない部分や自己負担分の資金には融資を検討できます。 「農業近代化資金」は農業用施設の改良、造成、復旧、取得などに利用でき、個人向けの「農機ハウスローン」ではパイプハウス等の取得も資金使途に含まれています。 補助制度で賄える部分と自己負担になる部分を分けて考えると、必要な借入額も整理しやすくなります。大雨などで被害を受けたハウスを直す場合は?
災害でハウスなどの農業施設に被害を受けた場合は、通常の老朽化改修とは別に「農業施設等災害復旧資金」があります。 対象となる災害が定められているため、被害を受けた時期と施設の状況を伝えて相談します。 修復後の自然災害への備えには、「NOSAI福岡の園芸施設共済」も利用を検討できます。福岡県でハウス工事を進める前に整理しておきたいこと
ハウスを新しく建てる、古い骨組みを補強する、換気や遮光設備を追加する、フィルムを貼り替えるなど、工事の目的によって利用を検討できる支援は変わります。まずは「どこを直したいか」「何を追加したいか」を整理しておくと、必要な工事の範囲や予算も考えやすくなります。
補助制度を利用したい場合は、予定している工事内容を市町村や農林事務所などの窓口へ伝えて相談してみてください。
あわせて施工業者へ見積もりを依頼しておくと、ハウス本体、補強、換気・遮光設備などにどのくらい費用がかかるのかを具体的に把握しやすくなります。
施工ナビでは、ビニールハウス・パイプハウスの新設、建て替え、改修に対応する施工業者を探せます。
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