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鉄骨ハウスとパイプハウスの違いとは?ビニールハウスを選ぶポイントもご紹介

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ビニールハウスを建てようと思って色々調べていると、「パイプハウス」や「鉄骨ハウス」というキーワードを目にして、何が違うのか、違いがわからないという方もいるでしょう。そこで、今回は、鉄骨ハウスとパイプハウスの違いや、ビニールハウスを選ぶポイントについてご紹介していきます。

ビニールハウスの種類について

一言でビニールハウスと言っても、ビニールハウスには種類があり、それぞれ特徴があります。大きな違いとしては、「被覆(フィルム)の素材」と「支柱の素材」など資材の違いです。
もちろん、それ以外にサイズの大きさや形の違いなどもありますが、ビニールハウスを建てる際には被覆の素材と支柱の素材にまず着目すると良いでしょう。
今回テーマに掲げている「鉄骨ハウス」と「パイプハウス」は、支柱の素材による違いとなります。

鉄骨ハウスとパイプハウスの違い

鉄骨ハウスとパイプハウスの違いについて、詳しく見ていきましょう。

鉄骨ハウスの特徴

鉄骨ハウスは、ビニールハウスの中でも強固なつくりとなっているもので、鉄製の支柱やコンクリートなどを使って支柱の強度を高めるのが特徴です。
大規模なビニールハウスや強固な施設を作りたい方、台風などによる被害を抑えたい方が、パイプハウスではなく鉄骨ハウスを選び、強固なハウスづくりをしています。
いまでは、パイプハウスでも強固なつくりにできるため、鉄骨ハウスまで作るとコストが高くなるという理由から、強度の強いパイプハウスを選択する人もいるようです。
また、鉄骨ハウスの特徴として、ビニール素材の被覆ではなく、ガラスを利用したハウスとして作られることも多いのが特徴と言えるでしょう。

パイプハウスの特徴

パイプハウスの特徴としては、農家などでよく見るハウスは基本的にパイプハウスだと思って良いでしょう。皆さんが園芸など「作物を栽培している農業用ハウス」と聞いて思い浮かべるのがパイプハウスです。
パイプハウスの特徴としては、鉄骨ハウスと比べて安価で施工ができる点や、プラスチック製の支柱を利用して作られるという点が特徴と言えるでしょう。
ただ、今ではパイプハウスの中でも肉厚鉄パイプを利用したパイプハウスも作られており、鉄骨ハウスと比べて大幅に建築費を抑えながらも、高い強度や耐久性を実現するハウスとなっており、鉄骨ハウスまでのコストをかけなくてもタフなビニールハウスを施工できる時代となっています。
パイプハウスのメリットとしては、コンクリートの基礎が不要となるため、コストを抑えられるという利点があるほか、工期も短くて済むため、急いでいる方にもおすすめです。

ビニールハウスを選ぶポイント

次に、ビニールハウスを選ぶポイントについて見ていきましょう。

耐久性の強さ

ビニールハウスを選ぶポイントの一つに「耐久性の強さ」が挙げられます。
鉄骨ハウスの方がビニールハウスよりも耐久性が強く、頑丈ですが、その分コストが高くつき、工数も多くなります。耐久性の部分においては、先述したようにパイプハウスでも鉄骨ハウスのような強度を実現できるものも出てきているため、パイプハウスで強度の強いものを選ぶのも良いでしょう。コストを抑えながら、いかに強度を強くするかはビニールハウスを選ぶときの大きなポイントの一つです。
特に、雪が降る寒冷地や台風が来る地域などは、台風や積雪によるパイプハウスの倒壊の可能性があるため、強度・耐久性・耐候性を意識することは重要です。

機能性とコスト

次に、機能性とコストの部分にも注目しましょう。
パイプハウスをオーダーメイドで作れる会社もあり、希望に合わせた機能性を付けられるかどうかも一つのポイントです。また、機能性の中には「気密性」も含まれます。気密性が低いとビニールハウス内が温まりづらくなり、気密性を意識しなかったことでビニールハウスの暖房代が高くつくということも考えられます。

施工業者もしっかり選定しよう

ビニールハウスの製品販売だけではなく、施工してくれる業者についてもしっかり選定しましょう。アフターフォローがしっかりしているのか、実績が多いのか、柔軟な対応をしてくれるのか、設計から施工、管理まで一貫してやってくれるのかなど、さまざまな点で施工業者を選定することも重要です。

まとめ

ここまで、ビニールハウスと鉄骨ハウスの違いについてご紹介してきました。
ビニールハウスの中には、さまざまな種類がありますが、支柱の素材の違いとして「鉄骨ハウス」と「ビニールハウス」に分類されていると考えてよいでしょう。
鉄骨ハウスを選ぶべきか、ビニールハウスを選ぶべきかは、実現したい用途に合わせて選択することが必要ですが、強度の部分においては、鉄骨ハウスではなくてもビニールハウスの支柱の素材を選べば、高い強度のビニールハウスが実現できるようです。
コストと工期、機能性や耐久性を考えながら、鉄骨ハウスにするべきか、ビニールハウスにするべきか、検討してみると良いでしょう。