【2026年版】広島県のビニールハウス補助金|新設・補強・省エネ改修の支援制度
【2026年版】広島県のビニールハウス補助金|新設・補強・省エネ改修の支援制度
この記事でわかること
広島県のハウス新設・改修で確認したい補助金と2026年度の募集実績
※補助金・支援制度に関する情報は2026年9月時点のものです。2026年度の募集実績を中心に掲載しています。次回募集の有無や対象要件は各制度の窓口へご確認ください。
ハウスの新設や改修に使える制度には、個人農家が市町を通じて申請するものと、産地や農業者団体で取り組むものがあります。予定している工事が対象になるかとあわせて、2026年度にいつ募集されたかを確認しておくと、次の募集に向けた準備がしやすくなります。| 制度名 | 主な対象となる内容 | 広島県での活用ポイント・2026年度募集実績 | 受付・問い合わせ先 |
|---|---|---|---|
| 地域農業構造転換支援事業 | 【財源:国】【対象者:地域の中核となる担い手】【用途:農業用機械・施設】 地域計画に位置付けられ、農地を引き受けながら経営改善に取り組む担い手向けです。 |
ビニールハウス・パイプハウスなどの農業用施設も、要件を満たせば対象となる可能性があります。 2026年度関連では、第1回が2025年12月23日~2026年2月3日、第2回が2025年12月23日~2月25日、第3回が2月25日~3月25日、第4回が4月3日~5月8日に実施されました。 5月12日からは「当面の間」とする要望調査が案内されています。農業者の提出期限は市町ごとに設定されます。 |
第一相談先:施工地の市町 制度概要:農林水産省「地域農業構造転換支援事業」 ※リンク先は制度案内ページです。問い合わせ先はページ下部に掲載されています。 |
| 園芸用施設・設備導入等支援事業 | 【財源:広島県】【対象者:認定農業者・認定新規就農者】【用途:ハウス新設・改修・省エネ設備】 面積要件等により国庫事業の対象外となる農業者の園芸施設整備を支援します。 |
園芸用ハウスの新設による規模拡大、既存ハウスのリノベーション、省エネ加温機器等の導入・更新に利用を検討できます。 2026年度第2回要望調査は7月17日~9月10日(県庁締切)に実施されました。窓口は市町のため、農業者が提出する際の受付期限は施工地の市町へ確認します。次回募集の有無・時期も、市町または広島県の窓口で確認できます。 |
第一相談先:施工地の市町 広島県「園芸用施設・設備導入等支援事業」 ※リンク先ページ下部の「県の問合せ先」に、地域別の農林水産事務所・農林事業所と電話番号が掲載されています。 全域:広島県 農林水産局 農業生産課 生産拡大グループ TEL:082-513-3592 |
| 産地生産基盤パワーアップ事業 | 【財源:国】【対象者:産地・農業者団体等】【用途:施設整備・生産基盤強化】 産地計画に沿って、高収益化や生産基盤の強化に取り組む場合の制度です。 |
耐候性ハウスなどの施設整備を含む取組で利用を検討できます。個人農家がハウス1棟を更新するために年間を通して直接申し込む制度ではなく、産地の計画や地域の要望に沿って進めます。 ハウス整備を予定している場合は、施工地の市町や関係する産地組織へ、地域の取組状況と受付時期を確認します。 |
広島県「産地生産基盤パワーアップ事業」 ※リンク先は県の制度案内ページです。個別の受付時期は施工地の市町・関係する産地組織へご確認ください。 |
| 強い農業づくり総合支援交付金 | 【財源:国】【対象者:農業者の組織する団体・民間事業者等】【用途:共同利用施設・産地基盤整備】 産地の生産・流通体制を強化する比較的大規模な施設整備向けです。 |
複数の農業者や産地組織で施設を整備する場合に候補となります。個人農家がハウス1棟を通常更新するために直接申し込む制度とは異なります。 2026年度の産地基幹施設等支援タイプでは、都道府県への要望調査が1月下旬~2月中旬頃に設定されました。地域で利用できる計画があるかは、市町・広島県へ確認します。 |
制度・事業要件:農林水産省「強い農業づくり総合支援交付金」 ※リンク先は令和8年度の関係通知ページです。ページ下部の「お問合せ先」に担当部署が掲載されています。 農林水産省 農産局 総務課 生産推進室 TEL:03-3502-5945 |
| 農地利用効率化等支援事業 | 【財源:国】【対象者:地域計画の目標地図に位置付けられた農業者等】【用途:農業用機械・施設】 地域計画の実現に向けて、経営改善に必要な施設や機械を導入する場合の支援です。 |
ハウスを含む農業用施設が対象になる場合があります。 2026年度は、第1回が2月25日~3月25日、第2回が4月3日~5月8日に実施され、その後5月12日から追加の要望調査も行われました。2026年度の要望調査は終了しています。次年度の実施有無・受付時期は施工地の市町へ確認します。 |
第一相談先:施工地の市町 制度概要:農林水産省「農地利用効率化等支援事業」 ※リンク先ページ下部に地方農政局の問い合わせ先が掲載されています。 |
| 園芸産地における事業継続強化対策 | 【財源:国】【対象者:複数農業者等で構成する園芸産地】【用途:既存ハウス補強・防風対策等】 産地で災害に備える計画を作り、ハウスの被害防止対策に取り組む場合の制度です。 |
既存ハウスの補強、防風ネット、非常用電源、融雪装置などの導入を検討できます。通常の経年劣化を直す修繕や、フィルム・パイプだけを交換する工事とは扱いが異なります。 農業者が全国共通の日程で直接申し込む制度ではありません。利用を考える場合は、広島県・施工地の市町・産地組織へ、地域で事業を実施する予定があるかと受付時期を確認します。 |
制度概要:農林水産省「施設園芸の台風、大雪等被害防止と早期復旧対策」 ※リンク先は施設園芸の災害対策をまとめたページです。問い合わせ先はページ下部に掲載されています。 農林水産省 農産局 園芸作物課 花き産業・施設園芸振興室 TEL:03-3593-6496 |
| スマート技術体系への包括的転換加速化総合対策事業 | 【制度区分:補助】【対象者:計画的に取り組む産地】【用途:スマート技術・施設・機械】 スマート技術の活用や基盤整備、気候変動に対応する生産安定技術などを取り入れ、産地全体の生産性・収益性向上に取り組む場合の制度です。 |
環境制御や自動化などを取り入れながら、産地全体で生産性や収益性を高める取組を進める場合に検討できます。 応募については地域別の窓口が設けられています。導入したい設備や取組内容が決まった段階で、施工地域を担当する農林水産事務所・農林事業所へ受付時期を確認します。 |
広島県「スマート技術体系への包括的転換加速化総合対策事業」 ※リンク先ページ下部に、施工地域ごとの応募問い合わせ先と電話番号が掲載されています。 その他の問い合わせ:広島県 農林水産局 農業技術課 スマート農業推進担当 TEL:082-513-3533 |
| ひろしま型スマート農業普及支援事業 | 【財源:広島県】【対象者:担い手・産地等】【用途:スマート農業機械・システム】 スマート農業技術を産地へ広げるための機械・システム等の導入を支援します。 |
ハウス本体の建築よりも、環境制御や省力化機器などを導入してスマート化を進める場合に確認したい制度です。 2026年度第3回要望調査は6月29日~7月10日に実施されました。次回の要望調査の有無・時期は、広島県農業技術課へ確認します。 |
広島県「ひろしま型スマート農業普及支援事業」 ※リンク先ページ下部の「問い合わせ先」に担当課の連絡先が掲載されています。 広島県 農林水産局 農業技術課 スマート農業推進担当 TEL:082-513-3533 |
| 農業近代化資金 | 【制度区分:融資】【対象者:農業者等】【用途:農業用施設・機械】 ハウスの新設・建て替えなど、農業用施設の整備費を融資で賄う場合に利用を検討できます。 |
農業用施設や機械の改良・造成・取得などに利用できる制度資金です。 ハウスの規模や工事費がおおよそ決まった段階で、取扱JA・金融機関へ借入条件や手続きについて相談します。補助事業とあわせて利用する場合は、補助制度の窓口と融資機関の双方へ併用条件を確認します。 |
県の制度資金窓口:広島県「農業近代化資金」 広島県 農林水産局 農業生産課 農業金融グループ TEL:082-513-3554 借入れ:取扱JA・金融機関 |
| アグリチャレンジ・ゼロ資金 | 【制度区分:融資】【対象者:一定の要件を満たす認定農業者・認定新規就農者等】【用途:規模拡大・経営開始に伴う施設・機械】 規模拡大や経営開始に伴うハウスなどの施設・機械導入を資金面から支援します。 |
2026年度は、4月1日以降に貸付決定された対象資金が支援対象です。対象資金の貸付決定までに、市町へ本資金の活用を希望する旨を申し出る必要があります。 ハウスの新設や規模拡大で利用を考える場合は、融資の申込みを進める前に施工地の市町へ相談します。 |
県窓口:広島県「アグリチャレンジ・ゼロ資金」 広島県 農林水産局 農業生産課 農業金融グループ TEL:082-513-3554 |
| NOSAI広島 園芸施設共済 | 【制度区分:共済】【対象者:一定規模以上の園芸施設を所有・管理する農業者】【用途:施工後のリスク対策】 プラスチックハウスやガラス室などが災害で被害を受けた場合に備える制度です。 |
補助金とは異なり、施設を整備するための費用を支援する制度ではありません。風水害・雪害・火災などによる施設被害への備えとして利用します。 新設・改修後のハウスを加入対象にしたい場合は、施工地を担当するNOSAI窓口へ加入条件と責任期間を確認します。 |
NOSAI広島 組合の紹介 ※リンク先に本所・各支所・出張所等の所在地や連絡先が掲載されています。施工地を担当する窓口をご確認ください。 |
ハウス工事を予定している場合は、制度の募集開始を待ってから内容を決めるのではなく、新設・改修・補強のどこまで施工するかと概算費用を先に整理しておくと、募集期間が短い制度にも対応しやすくなります。
市町村独自の支援も施工地で確認する
国や県の制度とは別に、市町村がハウスや農業設備の導入を支援する場合があります。施工地の担当課へ、利用できる制度があるか、次の募集予定があるかを確認しておくと、国・県制度だけでは対象にならない工事に使える支援が見つかる場合があります。営農相談は施工地域に合うJAへ
栽培方法や設備投資の方向性、融資について相談したい場合は、施工地域を担当するJAの営農窓口も利用できます。補助金の申請窓口とは別なので、補助制度の対象可否や申請時期は市町・県の担当窓口へ確認します。| 地域JA | 主な対象地域 | 営農相談の確認先 |
|---|---|---|
| JAひろしま | 佐伯中央・安芸・呉・広島中央・芸南・三原・広島北部・三次・庄原の各地域 | リンク先の店舗検索から、施工地を担当する地域営農経済センターを確認できます。 |
| JA広島市 | JA広島市管内 | JA広島市 営農110番 TEL:082-836-7155 ※リンク先は総合案内ページです。ページ中ほどの「営農110番」に電話番号と受付時間が掲載されています。 |
| JA尾道市 | 尾道市(瀬戸田町を除く)・世羅町 | 東尾道・尾道北・向島・因島・世羅の各営農センターや御調支店などから、施工地に近い窓口を確認できます。 ※リンク先はJA紹介ページです。ページ内の「支店・出張所・施設紹介」に各窓口の住所・電話番号が掲載されています。 |
| JA福山市 | 福山市・府中市(上下町を除く)・神石高原町 | リンク先の営農事業店舗一覧から、各グリーンセンター・店舗の電話番号を確認できます。 |
沿岸部の強風対策と施設更新に合わせたハウス支援制度の選び方
予定している工事が「新設・建て替え」「ハウス改修・省エネ化」「災害対策」「フィルム貼り替え」のどれに当たるかで、確認する制度は変わります。工事内容ごとに候補となる制度を分けて見ると、自分に関係する支援を探しやすくなります。
新設・建て替え
既存農家がハウスを新設したり栽培面積を広げたりする場合は、次の制度から確認します。 個人で新設するのか、地域計画に沿って規模を広げるのか、産地全体で施設を整備するのかによって対象制度が異なります。ハウスの規模、用途、概算工事費を整理してから市町へ相談すると、候補を絞りやすくなります。ハウス改修・省エネ対応
既存ハウスを長く使うための改修や、省エネ型の加温設備を導入する場合は、次の制度を確認します。 「園芸用施設・設備導入等支援事業」では、既存ハウスのリノベーションや省エネ加温機器等の導入を検討できます。環境制御や自動化などを取り入れて産地全体の生産性・収益性向上を図る場合は、「スマート技術体系への包括的転換加速化総合対策事業」も候補になります。耐風補強・災害対策
台風や強風による被害を減らすため、既存ハウスの骨組みや周辺設備を補強する場合は、次の制度を確認します。 個人が補強工事だけを直接申し込む制度ではなく、産地として災害対策に取り組む場合の支援です。地域で利用できるかは、広島県・施工地の市町・産地組織へ確認します。フィルム貼り替え
フィルムだけを貼り替える工事については、2026年9月時点で国・広島県の単独補助制度は確認されていません。骨組みや設備まで含めてハウス全体を改修する場合は、「園芸用施設・設備導入等支援事業」の対象となる工事が含まれるか、施工地の市町へ確認します。「園芸産地における事業継続強化対策」では、フィルムの張り替えやパイプ交換だけを行う場合は対象外とされています。
沿岸部から中山間地域まで異なる条件を踏まえたハウス整備
広島県では、沿岸部・島しょ部と中山間地域でハウスに必要な対策が異なります。沿岸側で強風への備えが必要な場合は、骨組みの補強や防風対策を含めて工事内容を検討し、産地で取り組む場合は「園芸産地における事業継続強化対策」の対象になるか確認します。既存ハウスを改修するときは、被覆材だけでなく骨組みの腐食や変形、基礎、筋交いまで確認しておくと、通常の修繕と補強工事を分けて考えやすくなります。加温や環境制御を行うハウスでは、内張りや設備も含めて工事内容をまとめ、「園芸用施設・設備導入等支援事業」などの対象内容と照らし合わせます。
補助制度を探す前に、新設するのか、骨組みまで補強するのか、設備だけ更新するのかを整理しておくと、対象制度と相談先を判断しやすくなります。
広島県でハウスを新設・改修するときの補助金Q&A
2026年度の募集が終わった制度は、次のハウス整備にも使えますか?
次年度も同じ制度が実施されるとは限りませんが、過去の募集実績は準備時期の目安になります。たとえば、「園芸用施設・設備導入等支援事業」の2026年度第2回要望調査は7月17日~9月10日、「ひろしま型スマート農業普及支援事業」の第3回は6月29日~7月10日に実施されました。次の募集に備える場合は、見積もりや施工内容を早めに整理し、窓口へ次回の予定を確認します。個人農家がハウス1棟を新設する場合でも補助金を使えますか?
制度によります。「園芸用施設・設備導入等支援事業」では、認定農業者・認定新規就農者によるハウス導入が支援対象に含まれます。「地域農業構造転換支援事業」では、地域計画への位置付けなど別の条件があります。施工地、経営状況、予定しているハウスの用途を市町へ伝えて確認します。既存ハウスの補強だけでも対象になりますか?
「園芸産地における事業継続強化対策」では、産地で災害対策に取り組む場合に、既存ハウスの補強や防風ネット設置などが対象になることがあります。通常の経年劣化を直す修繕とは条件が異なるため、予定している補強内容を伝えて地域で事業を利用できるか確認します。フィルムの貼り替えだけでも補助対象になりますか?
フィルム貼り替えだけを対象とする国・広島県の単独補助制度は、2026年9月時点では確認されていません。「園芸産地における事業継続強化対策」でも、フィルムの張り替えやパイプ交換だけを行う場合は対象外とされています。農機具格納庫として使うパイプハウスでも対象になりますか?
農機具格納庫だけを対象とする国・広島県の補助制度は、2026年9月時点では明確に確認されていません。農業経営に必要な施設として資金を借りる場合は、「農業近代化資金」について、予定している用途や工事内容を取扱JA・金融機関へ伝えて相談します。補助金と融資は組み合わせられますか?
補助制度と融資を組み合わせられる場合がありますが、制度ごとに条件が異なります。広島県では「農業近代化資金」のほか、条件を満たす認定農業者・認定新規就農者等は「アグリチャレンジ・ゼロ資金」も確認できます。併用を考える場合は、補助制度の窓口と取扱金融機関の双方へ確認します。広島県の施工条件に合うハウス整備と制度を組み合わせる
広島県でビニールハウス・パイプハウスを整備する場合は、まず新設・建て替え・補強・省エネ化など必要な工事を整理し、その工事に合う制度を確認します。2026年度の募集が終わった制度でも、募集実績を把握しておくと次の整備計画を立てる際の参考になります。ハウスの新設・建て替えなどで資金調達が必要な場合は「農業近代化資金」などの融資、完成したハウスの災害リスクには「NOSAI広島 園芸施設共済」があります。施工ナビでは、ビニールハウス・パイプハウスの新設、建て替え、改修に対応する施工業者を探せます。 お問い合わせはこちら
