鉄骨ビニールハウスの価格相場や費用を抑えるポイントについて
強度の高いビニールハウスを建てたいと思った場合、鉄骨タイプのビニールハウスを検討される方も多いでしょう。しかし、鉄骨タイプのビニールハウスは一般的なビニールハウスと比べて高額になることが多いです。
そこで、今回は鉄骨ビニールハウスを建築する場合の価格相場や、費用を抑えるためのコツ・ポイントなどの情報をご紹介していきます。
鉄骨ハウスとパイプハウスの違い
まずは、ビニールハウスの中でも鉄骨ハウスと呼ばれるものと、パイプハウスと呼ばれるものの違いについて確認しておきましょう。
パイプハウスとは
パイプハウスとは、一般的にビニールハウスと呼ばれているもので、ビニールハウスと聞いたときに思い浮かべるものがこのタイプになります。農業用のハウスや、家庭菜園などで温室を作るときに利用されるような一般的なビニールハウスです。
パイプハウスはその名の通り、パイプを支柱として作られるビニールハウスとなるため、施工が簡単で短期間でビニールハウスを建てることができるため、安価なのが特徴です。
鉄骨ハウスとは
一方、鉄骨ハウスは、ビニールハウスと比べて強度が高く、高い耐久性を持つのが特徴です。
鉄骨ハウスは、その名の通り鉄骨で作られています。支柱となる部分が鉄製の支柱で組み立てられており、基礎部分をコンクリートで固めることで、丈夫なビニールハウスを作ることができます。
一方、パイプハウスと比べて工期が長く、その分パイプハウスよりも高額なのも特徴の一つと言えるでしょう。
鉄骨のビニールハウス施工に掛かる費用相場
鉄骨タイプのビニールハウスの価格については、施工場所や施工業者、使用する素材や広さなど価格を変動させる要因が様々あるため、一概にはいくらになるという費用相場を出すのは難しいでしょう。
しかし、一般的な目安の価格でいうと、坪単価45,000円や坪単価50,000円といったところではないでしょうか。
何度もお伝えしますが、使用する素材や機能性、施工業者や設置場所にもよって異なりますので、あくまでも参考程度にしておくと良いでしょう。
詳しくは、施工業者に見積もりをもらうことがおすすめです。希望の大きさや機能性など目的を伝えて見積もりをもらうことで、詳しい金額が見えてくるでしょう。
鉄骨ビニールハウスの価格を抑えるコツ
次に、鉄骨ビニールハウスを建てる上で、コストを抑えるコツについて確認していきましょう。
複数業者から見積もりを取る
鉄骨ビニールハウスを建てる際のコストを抑えるには、1社だけから見積もりをもらうのではなく、複数業者に見積もりをもらい、それぞれの見積もりを比較検討してみることがおすすめです。
1社だけでの見積もりからは見えなかった資材や工賃の相場観や、必要のない作業や費用が発生していないかなどを比較できるため、余計なコストをかけずに済む可能性があるでしょう。
また、他社との比較をすることで、見積額を下げてくる業者もいると思いますので、まずは複数業者に依頼をかけて見積もり比較をすることがおすすめです。
必要のない機能を付けない
鉄骨ビニールハウスを建てる上で、コストが高くなってしまう要因の一つに、機能をたくさんつけてオプション費用が発生するというケースがあります。
鉄骨ビニールハウスは、さまざまな機能を付けられるため、機能性を充実させようとすると、その分だけ費用が掛かり、最終的に総工費が高くなってしまいます。
本当に必要な機能なのかをしっかり考え、余計な機能を付けないようにすることで、低コストで鉄骨ビニールハウスを建築することができるでしょう。
鉄骨以外のビニールハウスを検討する
鉄骨ビニールハウスの魅力は「強度」「耐久性」だと思いますが、鉄骨ビニールハウスを建築するデメリットはコストが高いことや工期が長いことだと思います。強度が高くてコストも安いものがあれば、鉄骨ビニールハウスにこだわる必要はないと思うのですが、今ではビニールハウスの性能も良くなってきており、坪単価抑えめで鉄骨倉庫並みの強度を持つビニールハウスの建築が可能になっています。
強度の部分で鉄骨ビニールハウスを検討されている場合、パイプハウスの中でも強度の高いものを選択することで、強度を保ちつつ、安価にビニールハウスの建築ができることもあります。肉厚鉄パイプなどのパイプハウスも検討してみると良いでしょう。
豪雪地域や台風が多い地域でも耐えられる強度のパイプハウス施工ができるでしょう。
まとめ
ここまで、鉄骨ビニールハウスの価格について、坪単価がどれくらいなのか、相場などをご紹介してきました。また、鉄骨ビニールハウスのコストを抑えるためにはどのようなポイントがあるのか、具体的なコツについてご紹介してきました。
鉄骨ビニールハウスを建てる際、コストを抑えて建築する場合には、複数業者に見積もりをもらうことや、必要のない機能を付けないこと、強度の高いパイプハウスも検討してみることがおすすめです。