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雪国におけるパイプ車庫の特徴やメリットデメリット、費用感について

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パイプ車庫とは、一般的にパイプを組み立ててその部分に幕を張って作る車庫です。作り方が簡単で、車を風やほこりなどからしっかりと守ります。この記事ではパイプ車庫に関して種類やメリットなどの詳しい情報や、雪国でも通用するパイプ車庫の工夫などについて説明していきます。

パイプ車庫とは

パイプ車庫とはパイプを組み立てて幕を張ることによって作った車庫です。そのため作りはビニールハウスと似ており、簡単に作ることができるのが大きな特徴です。 パイプ車庫はビニールハウスのように組み立てたパイプに幕を貼るだけと簡単に作れます。手順が簡単であるだけでなく、カーポートを買うよりも安価でありコスト削減につなげられます。パイプ車庫は雨や埃などから車を守ることができるのが特徴です。シンプルな作りであることから、シートが吹き飛んだり破れたりしても簡単にシートの張り替えができます。

パイプ車庫の種類

パイプ車庫は、パイプや鋼鉄などの素材を使用した、車を保管するための車庫のことです。パイプ車庫は、その構造のシンプルさや、設置の容易さから、コストパフォーマンスに優れたオプションとして人気があります。しかし、パイプ車庫には、埋め込み式とベース式の2つのタイプがあり、使用目的や地盤状況によって使い分けが必要です。

埋め込み式

まず、埋め込み式について詳しく説明します。埋め込み式とは、パイプの脚を地面に埋め込んで組み立てるタイプのパイプ車庫のことを指します。埋め込み式は、地面が安定している場合には、安定性が高くなるメリットがあります。土地の地盤が固い場合には、構造物を安定させることが容易であるため、埋め込み式が適しています。また、地面に穴を掘るため、ベース式と比べて、パイプ車庫全体の高さを低く設定することができます。そのため、周囲の景観に配慮することができるのもメリットの1つです。

ベース式

ベース式は、脚パイプをベースに差し込んで組み立てるタイプのパイプ車庫です。埋め込み式と比べ、地面に穴を掘る必要がないため、比較的簡単に組み立てることができます。また、移動が容易であるため、仮設的な車庫として利用することもできます。ただし、地盤の状態が不安定である場合には、安定性に問題が生じる可能性があります。そのため、地盤調査を行い、適切な対策を講じる必要があります。また、地面に直接脚パイプを差し込むため、錆や腐食に弱い素材でできたパイプ車庫は、脚部分が腐食して安定性が低下することがあります。そのため、耐久性の高い素材で作られたパイプ車庫を選ぶことが重要です。

 

どちらのタイプのパイプ車庫を選ぶかは、使用する場所や目的によって異なります。たとえば、車庫を作る予定の土地が地盤が固い場合には、埋め込み式を選ぶことが安定性を高めるために適しています。一方、短期的な利用を目的とする場合には、ベース式が便利であることが多いです。

また、パイプ車庫を購入する際には、素材や厚み、塗装なども重要なポイントです。特に、屋外に設置する場合は、耐久性に優れた素材や塗装が必要となります。また、屋根部分には、防水性に優れた素材を使用することが望ましいです。さらに、適切な耐荷重を確保するために、パイプの太さや構造も重要です。

パイプ車庫を設置する際には、地面の平坦性を確保することが重要です。また、地面に水溜りができるような場所に設置すると、車庫内に水が入り込んでしまうことがあるため、地面の傾斜や排水についても考慮する必要があります。これらのポイントを押さえて、適切なパイプ車庫を選び、設置することが重要です。

雪国でパイプ車庫を作る時の注意点

パイプ車庫は、コストパフォーマンスに優れたオプションとして、雪国でも広く利用されています。しかし、雪国でパイプ車庫を設置する場合には、注意点があります。特に、雪が積もり、重みによってパイプ車庫が倒壊する危険性があるため、十分な対策が必要です。

まず、雪が厚く積もると、パイプ車庫が耐えきれなくなる可能性があります。一例として、50センチ程度の雪が積もったことで、完全にパイプ車庫が崩壊した事例も報告されています。地域によっては、雪の降り方や雪の質が異なるため、雪害対策を行う際には、地域特性に合わせた工夫が必要です。

雪害対策としては、まず、屋根部分の強度を高めることが重要です。パイプ車庫の屋根部分には、雪が積もりやすいため、屋根部分の耐荷重性能を高めることで、倒壊を防止することができます。また、定期的な除雪作業も重要です。除雪作業は、積雪の状況に応じて、雪を落とす頻度や方法を調整する必要があります。特に、積雪量が多い場合には、専門の業者に依頼することを検討するのも良いでしょう。

さらに、パイプ車庫を設置する際には、地盤の状態も確認する必要があります。地盤が不安定な場合には、地盤改良工事を行うことで、パイプ車庫の安定性を確保することができます。また、地面の傾斜や排水についても、考慮する必要があります。地面に水溜りができるような場所に設置すると、車庫内に水が入り込んでしまうため、適切な傾斜をつけることが大切です。

雪国でパイプ車庫を設置する際には、慎重な計画と十分な対策が必要です。地域の気候や地盤状況、使用目的などを考慮し、専門業者や建築士のアドバイスを仰ぎながら、安全かつ安定したパイプ車庫の設置を行いましょう。また、設置後も、定期的な点検やメンテナンスを行い、安全性を確保することが重要です。特に、積雪期や風雨の多い時期には、定期的な点検を行うことで、早期に問題を発見し、対処することができます。

最後に、雪国でパイプ車庫を設置する際には、地元の自治体の条例や法規制を遵守することも大切です。建築基準法や地方自治体の条例に適合するよう、建設許可や申請手続きを適切に行いましょう。これらの手続きを正しく行うことで、安全かつ適切なパイプ車庫の設置ができます。

雪が厚く積もると危険

雪が厚く積もってしまうと、パイプが耐えきれなくなります。状況やパイプ車庫の作り方にもよりますが、50センチ程度雪が積もったことで完全にパイプ車庫が崩壊したとの声も聞かれます。地域によっても雪の降り方や雪の質が異なるため、それぞれの地域や状況に応じた工夫が必要ですので、お住まいの地域、環境などをあらかじめ調査し雪害対策を行うようにしましょう。

雪国でパイプ車庫を作るメリット

雪国でこそパイプ車庫を作るべきメリットがあります。通常の車庫であれば、もし雪で車庫が埋もれてしまうと重機が必要になる可能性があります。しかし、パイプ車庫であれば、一般的な倉庫に比べて屋根の勾配を付けることで屋根の雪下ろし作業が簡単であることや、パイプ車庫ならではの省スペースによって雪かきの場所が確保できるので除雪のコストが少なく、重機を使う必要がないなどメリットがあるのです。

雪国でパイプ車庫を作るデメリットと対策

パイプ車庫であれば雪で車庫が埋まってしまっても、重機を使うほどのことはまずありません。しかし、パイプ車庫が崩れるほどの大きな被害が生じるケースでは天井が陥没することが多く、車の天井部分にも大きなダメージを与えます。パイプ車庫はパイプハウスの造りの仕組みを利用しているため、対策しやすいでしょう。実際の対策としては、インターネット通販などで補強材が売っているためダブルアーチによる補強などが有効です。不安な方はプロの業者に依頼することでパイプ車庫が頑丈に補強できるでしょう。

雪国でパイプ車庫を作るときにおすすめの工夫


雪国でパイプ車庫を作る場合、どのような工夫が必要になるのでしょうか?事業者によっては耐候性の高い塗装や、高耐久性シート、亜鉛メッキパイプなどさまざまな工夫が施された製品もあり、それぞれメリットが存在します。そこで、次の観点から工夫のポイントを紹介していきます。パイプ車庫を作る前に知っておくことで、より長くパイプ車庫を使っていけることにつながります。
・塗装をする
・高耐久性シートを活用する
・亜鉛メッキ製のパイプを使う

塗装をする

塗装をすることで経費をあまりかけずに頑丈なパイプ車庫を作れます。耐候性を持つ塗料などはパイプハウス資材に関連するメーカーの情報一覧から調べてみてください。
また関連して、足元に泥はねを防止するためのガルバリウム鋼鈑を貼ることも有効です。

高耐久性シートを利用する

パイプ車庫に活用できるようなシートはさまざまな種類があります。ホームセンターなどで、高耐久性のシートを選ぶようにしましょう。シートを変えるだけで雪に対する耐久性が変わるのです。

亜鉛メッキ製のパイプを使う

パイプにはさまざまな種類があり、使っている素材も異なります。そこで、国内製造の亜鉛メッキ製を使うことをおすすめします。亜鉛メッキは腐食や錆に強いのが大きな特徴です。雪や雨による腐食や錆への対策になることから、パイプ車庫の耐久性が大きく変わるのです。

農業用車両の保管がしやすいパイプ倉庫

農業従事者にパイプ倉庫をおすすめするのは、農業用車両や農機具の保管をしやすいためです。さらに、資材を置いたり雪が降っている中でも作業をできたりなどさまざまな活用法があります。また、シートや部品も豊富に揃っており耐久性に優れたものもあります。ホームセンターなどで売っているためDIYでも十分に対応できますので、DIYで対応することでコストの削減につながります。

パイプ車庫のメンテナンスの重要性

パイプ車庫を所有している場合、そのメンテナンスは非常に重要です。定期的なメンテナンスを怠ることは、長期的には車庫の劣化や損傷を引き起こし、寿命を短くしてしまう原因となります。そこで、パイプ車庫のメンテナンスについて詳しく見ていきましょう。
まず、車庫の塗装については、定期的に点検し、劣化や剥がれがあれば、補修する必要があります。塗装が剥がれると、車庫の鉄部分がサビや腐食する原因となり、車庫の強度を低下させる可能性があります。また、車庫の屋根に穴が開いている場合は、雨水が侵入し、腐食の原因になるため、早急に修理する必要があります。
次に、車庫のシートについては、定期的に洗浄することが大切です。シートには、雨や風によって埃や汚れがたまり、そのまま放置すると、カビや腐敗の原因となります。シートの洗浄には、中性洗剤と水を使い、ソフトなブラシで優しく洗浄することが推奨されます。また、洗浄後は十分に乾燥させ、完全に乾いた状態で車庫を使用するようにしましょう。
さらに、車庫のパイプ部分については、錆やサビが生じていないかを確認する必要があります。車庫のパイプ部分が錆びたり、サビが生じたりすると、強度が低下し、車庫が倒壊するリスクがあります。錆やサビを防止するためには、車庫の塗装が大切であり、また、亜鉛メッキパイプの使用も推奨されます。
最後に、車庫の基礎部分については、周囲の土地の変化によって車庫が傾いたり、沈下したりしないかを定期的に確認する必要があります。車庫が傾いたり沈下したりすると、車庫全体が歪んでしまい、車の出し入れに支障をきたします。

メンテナンスの方法

パイプ車庫のメンテナンス方法は、以下の通りです。
①定期的に清掃することで、付着した汚れや塵を落とす。特に、雪国では道路に散布された塩分が車庫に付着して錆の原因となるため、雪の解けた後には念入りに洗浄することが重要です。
②脚部分の土台部分を定期的に点検し、不具合があれば修繕する。脚部分が安定していない場合、車庫全体の安定性が損なわれるため、早めの対応が必要です。
③シート部分に穴が開いた場合や破損した場合は、早めに修繕することで、雨水や雪が浸入することを防ぎ、腐食やカビの発生を防ぎます。
④大雨や強風などの天候によってシート部分が緩んでいる場合は、すぐに張り直すことで、耐久性を高めます。
⑤ドアやヒンジなどの動く部分には、適度な潤滑剤を塗布することで、スムーズな開閉ができるようになります。

メンテナンスの頻度

メンテナンスの頻度は、使用頻度や環境によって異なりますが、最低でも年1回は行うことが望ましいです。また、雨や雪が多い地域や海岸部などでは、より頻繁なメンテナンスが必要になる場合があります。

メンテナンスの重要性

パイプ車庫のメンテナンスは、安全性や耐久性を保つために非常に重要です。放置しておくと、シートが破れたり、脚部分が腐食したりすることで、倒壊や車両へのダメージなど、大きな事故につながる可能性があります。また、定期的なメンテナンスは、車庫の寿命を延ばし、コストダウンにもつながります。

パイプ車庫の費用感について

パイプ車庫は、低コストで設置できることが特徴です。一般的には、費用は車庫の大きさや機能、設置場所によって異なりますが、車庫本体の価格は、10万円から30万円程度が一般的です。しかし、これはあくまでも本体価格のみであり、車庫の設置や建設に必要な費用は含まれていません。
車庫の設置に必要な費用は、基礎工事、施工費、搬入費、撤去費、地盤改良費用など様々なものがあります。また、車庫に必要なオプション品(シャッターやドアなど)の追加費用もかかってきます。さらに、地域によっては設置に必要な許可や税金、保険などの費用もかかってきますので、予算を決める前に十分な調査と計画が必要です。
なお、パイプ車庫の価格帯は、安価なものから高級なものまで幅広く存在します。一般的には、品質の良い車庫は価格が高くなる傾向にありますが、高価なものほど耐久性や防水性が高いため、長期的に見ればコストパフォーマンスが高いと言えます。
また、自分で車庫を組み立てる場合と、プロに依頼して設置する場合で費用も異なってきます。自分で車庫を設置する場合は、設置費用はかかりませんが、工具や材料を揃える必要があります。一方、プロに依頼する場合は、設置費用がかかりますが、専門知識や経験があるため、より安全かつ正確な設置が可能です。
総合的に見ると、パイプ車庫は、低コストで手軽に設置できる反面、設置費用や地盤改良費用などがかかってくるため、しっかりと予算を計画して、プロに依頼する場合には信頼できる業者を選ぶことが重要です。

まとめ

パイプ車庫はパイプを組み立てて幕をはるシンプルな車庫です。簡単にできるだけでなく、質が高く風や雨、埃などから車を守ります。雪国でも対応できるように工夫することも可能です。パイプ車庫はパイプハウスの仕組みを利用した車庫となっているので、組み立てや補強に関してDIYが困難な場合、プロに依頼するようにしておきましょう。

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